私が1アマを受験した理由(わけ)
2006年 10月 28日
私が1アマ(第1級アマチュア無線技士)の受験を決めて、
そろそろ1年になります。
アマチュア無線の資格を取得したのが高校生の時ですので、開局して
約30年になります。(歳がばれる!)
年数こそ経ちましたが、決して熱心に運用してきたわけではありません。
あまり熱心ではなかった故に、今まで局の免許状を切らさずに
続けて来たとも言えます。
アマチュア無線をしている大抵の人は、4級(当時電話級)の資格で運用されています。
ある日私は学校を早退して、同級生達と一緒に金沢の北陸電波管理局(当時)へ出かけ
電話級アマチュア無線技士の資格を取得しました。
開局当時は、毎晩帰宅すると電波を出していましたが、
あまり電波の状態は良くなく、冬に向かっての短波帯の21MHz・28MHzは
多くの局とは交信できませんでした。それでも、土日の昼を中心に北海道や沖縄
等と交信して楽しんでいました。
一方友人は、7MHzを中心に運用していましたので、毎日20~30局と交信していましたが、
数ヶ月後なぜか突然無線を止め、その後運用しているとの話しは全く聞きません。
今では、局免も切らせている様です。
私はたまたま、大学で上級の資格を持った人が多いクラブ局に所属していたので、
とりあえず2アマは取得しましたが、自宅は住宅密集地帯で大型のアンテナを上げる
気も無く、あまり運用する事はありませんでした。
もっぱら電波を出すのはクラブ局のコールでした。
2アマを取得する時、最大のネックはモールスの送信・受信試験があることでした。
送信はともかく、1分間45文字の欧文を2分間受信して間違いは5文字以内と言うのは
結構厳しく、また何とか合格はしたものの実践では使い物になりません。
結局、430MHzのレピーターのIDを聞くのも嫌になってしまい、
その後無線の運用からは遠ざかっていました。
それから6年後、飛行機や宇宙関係の仕事に関わることになり
航空無線などにも関心を持ったので、クルマに無線機をつけました。
自宅から遠く離れて県外でのアパート暮らしでしたので、短波帯での運用は
最初からあきらめていました。
結婚後数年してUターンを決意し、なんとなく無線も再開したくて、
実家とは離れた所に居を構えましたが、土地購入と新築で
お金を使い果たし(借金を背負い?)アンテナを立てる費用も無くなってしまいました。
とりあえず、短波帯の無線機を新たに購入して50W局に変更。
2アマを生かす事が出来ました。(後に3アマにも50W運用が認められました。)
しかしながら、アンテナはベランダから出した短縮Vビーム。
アパートやマンションで無線をやられている人と、同様な設備です。
それなりに交信は出来ますが、あまり飛びは良くないような気がしていました。
ところがある日、なんとなく28MHzを受信していたところ、
モールスでフィンランドの局を受信。軽い気持ちで電波を出してみた所、
直ぐに応答がありました。そこで、冷や汗たらたらで、何とか交信をしました。
こんな設備でヨーロッパまで電波が届いたことに、いまさらながら感動しました。
さらに、無線をはじめたいと思ったきっかけになった衛星通信(アマチュア専用の)や、
学生のときに関心を持った流星反射についていろいろな情報を得ているうちに、
もう一度初心に返って無線を楽しもうと思いました。
そのためには、モールスです。小さな設備や小出力でも交信が出来るのは
大きな特長です。インターネットでモールスの受信練習が出来るサイトを見つけ、
毎日昼休みにわずか3分間でも受信練習をする事にしました。
最初は、1分間30文字前後で精一杯でしたが、徐々にスピードを上げて行き
1分間60文字の1アマのスピードまで取れるようになりました。
CQ誌を読んでいると、1アマ・2アマの通信術(モールス受信)試験のスピードが、
旧3アマ(電信級)の1分間25文字で2分間の受信に変更になり、さらに以前の
2アマ・3アマ取得者には通信術試験免除となることが書かれていました。
なんだか、試験内容が緩和されて直ぐに受験することにためらいはありましたが、
とりあえず60文字は受信できる様になりましたし、2アマを取得した時よりは、
確実に受信できています。受信した文の見なおしの余裕も出てきました。
思い切って、新制度1回目の2005年12月期で受験することにしました。
長文になって来ましたので、1アマ勉強法は別にしたいと思いますが、
受験申し込みから当日までは、我ながら結構勉強した様に思います。
出張の電車の中では、ずっと問題集を広げていました。
土日はもちろん、平日の夕食後も問題を解いたり、ノートにまとめたりしていました。
願書を出した頃は、今回ダメでも次回があると思っていましたが、
2日前頃になると、今回ぜひ合格したいと言う気持ちでいっぱいになりました。
試験の前夜、気になって眠れなくなったのははじめての事です。
帰りの電車の中で、出来が思わしくなかった無線工学が気にはなりましたが、
ぐったりとして半分眠りながら帰宅しました。
いつもお世話になっているサイトで回答速報をチェックして、何とか
合格ラインに入っていることが分かりほっとしました。
後日、合格のハガキを受け取って嬉しかったのは言うまでもありませんが、
あつかましくも事前に、従事者免許証の申請準備はしていました。
試験会場で販売している、従事者免許証の申請書(黄色い封筒)は
合格を呼ぶ封筒だと呼ばれている事は、後日知りました。
アマチュア無線の最上位資格を取得して、これからはもっと向上心を持って、
無線を楽しみたいと強く感じました。
これからアマチュア無線を始めようとお考えの方、人生には色々な節目があって、
他の事に忙しい時期もあると思います。その時はそれに合わせて、無線から遠ざかる事も
あるでしょう。趣味のひとつとして、長いスパンで無線を楽しんでいただけたらと思います。
折に触れて、無線ネタも入れて行きたいと思います。
長文をお読みいただいてありがとうございました。
そろそろ1年になります。
アマチュア無線の資格を取得したのが高校生の時ですので、開局して
約30年になります。(歳がばれる!)
年数こそ経ちましたが、決して熱心に運用してきたわけではありません。
あまり熱心ではなかった故に、今まで局の免許状を切らさずに
続けて来たとも言えます。
アマチュア無線をしている大抵の人は、4級(当時電話級)の資格で運用されています。
ある日私は学校を早退して、同級生達と一緒に金沢の北陸電波管理局(当時)へ出かけ
電話級アマチュア無線技士の資格を取得しました。
開局当時は、毎晩帰宅すると電波を出していましたが、
あまり電波の状態は良くなく、冬に向かっての短波帯の21MHz・28MHzは
多くの局とは交信できませんでした。それでも、土日の昼を中心に北海道や沖縄
等と交信して楽しんでいました。
一方友人は、7MHzを中心に運用していましたので、毎日20~30局と交信していましたが、
数ヶ月後なぜか突然無線を止め、その後運用しているとの話しは全く聞きません。
今では、局免も切らせている様です。
私はたまたま、大学で上級の資格を持った人が多いクラブ局に所属していたので、
とりあえず2アマは取得しましたが、自宅は住宅密集地帯で大型のアンテナを上げる
気も無く、あまり運用する事はありませんでした。
もっぱら電波を出すのはクラブ局のコールでした。
2アマを取得する時、最大のネックはモールスの送信・受信試験があることでした。
送信はともかく、1分間45文字の欧文を2分間受信して間違いは5文字以内と言うのは
結構厳しく、また何とか合格はしたものの実践では使い物になりません。
結局、430MHzのレピーターのIDを聞くのも嫌になってしまい、
その後無線の運用からは遠ざかっていました。
それから6年後、飛行機や宇宙関係の仕事に関わることになり
航空無線などにも関心を持ったので、クルマに無線機をつけました。
自宅から遠く離れて県外でのアパート暮らしでしたので、短波帯での運用は
最初からあきらめていました。
結婚後数年してUターンを決意し、なんとなく無線も再開したくて、
実家とは離れた所に居を構えましたが、土地購入と新築で
お金を使い果たし(借金を背負い?)アンテナを立てる費用も無くなってしまいました。
とりあえず、短波帯の無線機を新たに購入して50W局に変更。
2アマを生かす事が出来ました。(後に3アマにも50W運用が認められました。)
しかしながら、アンテナはベランダから出した短縮Vビーム。
アパートやマンションで無線をやられている人と、同様な設備です。
それなりに交信は出来ますが、あまり飛びは良くないような気がしていました。
ところがある日、なんとなく28MHzを受信していたところ、
モールスでフィンランドの局を受信。軽い気持ちで電波を出してみた所、
直ぐに応答がありました。そこで、冷や汗たらたらで、何とか交信をしました。
こんな設備でヨーロッパまで電波が届いたことに、いまさらながら感動しました。
さらに、無線をはじめたいと思ったきっかけになった衛星通信(アマチュア専用の)や、
学生のときに関心を持った流星反射についていろいろな情報を得ているうちに、
もう一度初心に返って無線を楽しもうと思いました。
そのためには、モールスです。小さな設備や小出力でも交信が出来るのは
大きな特長です。インターネットでモールスの受信練習が出来るサイトを見つけ、
毎日昼休みにわずか3分間でも受信練習をする事にしました。
最初は、1分間30文字前後で精一杯でしたが、徐々にスピードを上げて行き
1分間60文字の1アマのスピードまで取れるようになりました。
CQ誌を読んでいると、1アマ・2アマの通信術(モールス受信)試験のスピードが、
旧3アマ(電信級)の1分間25文字で2分間の受信に変更になり、さらに以前の
2アマ・3アマ取得者には通信術試験免除となることが書かれていました。
なんだか、試験内容が緩和されて直ぐに受験することにためらいはありましたが、
とりあえず60文字は受信できる様になりましたし、2アマを取得した時よりは、
確実に受信できています。受信した文の見なおしの余裕も出てきました。
思い切って、新制度1回目の2005年12月期で受験することにしました。
長文になって来ましたので、1アマ勉強法は別にしたいと思いますが、
受験申し込みから当日までは、我ながら結構勉強した様に思います。
出張の電車の中では、ずっと問題集を広げていました。
土日はもちろん、平日の夕食後も問題を解いたり、ノートにまとめたりしていました。
願書を出した頃は、今回ダメでも次回があると思っていましたが、
2日前頃になると、今回ぜひ合格したいと言う気持ちでいっぱいになりました。
試験の前夜、気になって眠れなくなったのははじめての事です。
帰りの電車の中で、出来が思わしくなかった無線工学が気にはなりましたが、
ぐったりとして半分眠りながら帰宅しました。
いつもお世話になっているサイトで回答速報をチェックして、何とか
合格ラインに入っていることが分かりほっとしました。
後日、合格のハガキを受け取って嬉しかったのは言うまでもありませんが、
あつかましくも事前に、従事者免許証の申請準備はしていました。
試験会場で販売している、従事者免許証の申請書(黄色い封筒)は
合格を呼ぶ封筒だと呼ばれている事は、後日知りました。
アマチュア無線の最上位資格を取得して、これからはもっと向上心を持って、
無線を楽しみたいと強く感じました。
これからアマチュア無線を始めようとお考えの方、人生には色々な節目があって、
他の事に忙しい時期もあると思います。その時はそれに合わせて、無線から遠ざかる事も
あるでしょう。趣味のひとつとして、長いスパンで無線を楽しんでいただけたらと思います。
折に触れて、無線ネタも入れて行きたいと思います。
長文をお読みいただいてありがとうございました。
by 3928taroh | 2006-10-28 01:17 | 無線 | Trackback(2) | Comments(4)
タイトル : ブログ意見集: アマチュア無線技士 by Good↑or..
「アマチュア無線技士」に関するブロガーの意見で、みんなの参考になりそうなブログ記事を集めています。自薦による投稿も受け付けているので、オリジナルな意見のブログ記事があったら、どしどし投稿してください。...more
「アマチュア無線技士」に関するブロガーの意見で、みんなの参考になりそうなブログ記事を集めています。自薦による投稿も受け付けているので、オリジナルな意見のブログ記事があったら、どしどし投稿してください。...more
モールスで交信されたってすごいですね。
見えない電波って私の中ではまだまだ未知の世界です。
>試験の前夜、気になって眠れなくなったのははじめての事です。
みなさん同じなんですね。
私も試験やテストで眠れなくなるってなかったので自分でも不思議でした。
他の試験にない雰囲気、不思議な魅力がアマチュア無線にはあるようです。
見えない電波って私の中ではまだまだ未知の世界です。
>試験の前夜、気になって眠れなくなったのははじめての事です。
みなさん同じなんですね。
私も試験やテストで眠れなくなるってなかったので自分でも不思議でした。
他の試験にない雰囲気、不思議な魅力がアマチュア無線にはあるようです。
英語が喋れなくても、モールスでの交信の方がやさしいかなと思います。
それにコンテストの時ですと、コールサインとコンテストナンバーだけの交換ですので、
すぐに終わります。
でもスピードが速くて、ICレコーダーに録音して何回も聞きなおしてコールサインを
書き取りました。
試験前夜、本当に眠れませんでした。
完全に諦めているか、十二分に勉強していればそんなことも無いのかも知れませんが、
直前にかなり追い込みましたので・・・(特定の分野を捨てたのは初めてです。)
一年近く前の事なのに、はっきり覚えてます。
同じような経験をされた方がいて安心しました。
早くお空でお会いしたいですね。
それにコンテストの時ですと、コールサインとコンテストナンバーだけの交換ですので、
すぐに終わります。
でもスピードが速くて、ICレコーダーに録音して何回も聞きなおしてコールサインを
書き取りました。
試験前夜、本当に眠れませんでした。
完全に諦めているか、十二分に勉強していればそんなことも無いのかも知れませんが、
直前にかなり追い込みましたので・・・(特定の分野を捨てたのは初めてです。)
一年近く前の事なのに、はっきり覚えてます。
同じような経験をされた方がいて安心しました。
早くお空でお会いしたいですね。
三國屋さん、皆さん、こんばんは
掲示板に投稿するような書き始めになってしまいました。
ここ数年の運用はEスポシーズンのみ稼動、あとは冬眠状態の無線局です。
DX-QSOの話が出ていましたが、私が真剣にDX-QSOをしていたのは1981年の
1年だけです。この頃はサイクル21の絶好期にあたり、10W+GPでもヨーロッパと
簡単に交信出来ました。MODEは勿論CWです。
前年2アマを取り、50MHzで散々下手な交信で恥をかいた後、満を持して21MHzに
登場しました。
次の日の講義が午後からの時は、午前3時ころまでヨーロッパの局と交信して
いました。そんな中、ドイツのある局と交信が終る時、『BEST73 VA』の代り
に『Auf Wiedersehen(サヨナラ)』と打つと、相手のドイツ局が『Sayonara』と
返って来たのには感激しました。こういうのもCW-DX-QSO醍醐味でしょうか。
掲示板に投稿するような書き始めになってしまいました。
ここ数年の運用はEスポシーズンのみ稼動、あとは冬眠状態の無線局です。
DX-QSOの話が出ていましたが、私が真剣にDX-QSOをしていたのは1981年の
1年だけです。この頃はサイクル21の絶好期にあたり、10W+GPでもヨーロッパと
簡単に交信出来ました。MODEは勿論CWです。
前年2アマを取り、50MHzで散々下手な交信で恥をかいた後、満を持して21MHzに
登場しました。
次の日の講義が午後からの時は、午前3時ころまでヨーロッパの局と交信して
いました。そんな中、ドイツのある局と交信が終る時、『BEST73 VA』の代り
に『Auf Wiedersehen(サヨナラ)』と打つと、相手のドイツ局が『Sayonara』と
返って来たのには感激しました。こういうのもCW-DX-QSO醍醐味でしょうか。
ワキさん こんにちは
CWでの交信は世界共通語ですね。
今年のコンディションでも、50W+DPで ヨーロッパまで飛びました。
これから、毎年良くなって行くでしょうから今のうちにCWに慣れておく方が
良いのでしょうね。
ローカルから聞いた話ですが、先日ヨーロッパの局が
CWの交信の最後に、「yoroshiku」と打ってきたそうです。
日本語を良く知っている局だったのでしょうか?
CWでの交信は世界共通語ですね。
今年のコンディションでも、50W+DPで ヨーロッパまで飛びました。
これから、毎年良くなって行くでしょうから今のうちにCWに慣れておく方が
良いのでしょうね。
ローカルから聞いた話ですが、先日ヨーロッパの局が
CWの交信の最後に、「yoroshiku」と打ってきたそうです。
日本語を良く知っている局だったのでしょうか?
