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好きな音楽・趣味について ・ その日感じた事を書いています


by 三國屋太郎
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越前屋俵太さんの講演会に行ってきました

 越前屋俵太さんを知っていますか?

 京都出身で関西大学の学生時代に、アルバイトで番組に出る事になって、

 つけた芸名が「越前屋俵太」。 「越前」が福井のことであることも知らずに、

 つけた芸名が縁で、福井TVから声がかかって、出来た番組が

 『俵太の達者でござる』(福井テレビ)。

 福井県内の町や村を、お奉行さまの格好でぶらぶら歩いて、出会った人とのおしゃべりや

 街で見かけた知らないものをテーマに話をすすめる番組です。

 福井テレビでは1993年11月から2004年1月まで放送されました。

 「つるべの家族に乾杯」などで今日では当たり前となった、地元の人に

 スポットを当てる番組制作の手法の先駆けだそうです。

 今は、会社社長・書道家・大学で教鞭に立っている越前屋俵太さんが、

 里地・里山をテーマに話をされました。

 当時、関西に住む20歳代だった俵太さんにとって、番組を通じて福井を歩いて

 見るものすべてがカルチャーショックだったことでしょう。

 用水路で大根や野菜を洗っている姿、歳を取った老人が毎日山を登って

 草取りをしている姿。そしてその人たちとの会話。短い時間での取材は

 毎回長い距離を歩くことになり、大変だったようです。

 ところが、彼が全国的な芸能界で活躍するようになり、忙しくなっても、

 『俵太の達者でござる』の番組で当地に来ると、不思議と疲れた体に

 パワーをもらえる感じがしたとの事です。

 「いつしか当地の野山が、自分の源風景となっていた。」と言われていました。


 私自身、地元を離れ都会での生活のなかで、いくら便利になっても

 手放したくないものがあることが判りました。地元へ戻り、一層その感を強くしました。

 昔からの里地里山の暮らしとは、自然から与えられた物を大切に、有効に

 使わせていただくということですね。

 今回の講演を通じて、再認識させられました。


 里地里山など人が関わることにより維持されてきた自然環境の支援を目的とした国際会議

 「SATOYAMAイニシアチブ国際パートナーシップ」(IPSI)第4回定例会合が

 2013年9月に福井県内で開催されることが決定したそうです。

 期間中現地視察の行事も行われ、国内外の方々に福井の里地・里山を

 体感してもらえるとの事。

 ステージ上で書かれた書が、国際会議でも紹介されることと思います。


 あなたにとっての 里地・里山はどこでしょう。その様なことを考えるだけで、

 心の疲れがすっと消えてゆくような気がします。
 
 今週は体も心も大変疲れていて、久々に通院までした位でしたが、

 講演会で生き返ったような気がします。

 越前屋俵太さん 楽しく 意味深い お話ありがとうございました。
by 3928taroh | 2012-10-12 23:42 | Trackback | Comments(0)